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ボート競技について





写真左上:シングルスカル(1×)
写真右上、中央左、右下:ダブルスカル(2×)
写真中央右、左下:舵手つきフォア(4+)


ボート競技の動画(YouTube)

◎競技内容 
 ボート競技は、rowing(ローイング)、漕艇(そうてい)、端艇(たんてい)、競漕(きょうそう)とも呼び、座席(シート)が前後に動き、オールを使って脚力により船を進めることでレースをする競技。一斉にスタートして早くゴールしたものが勝つというとてもシンプルなスポーツです。ゴールに背を向けて進むことが大きな特徴です。選手は、腕・背中・脚など全身を躍動的に使い、水の中に入れたオールを支点とし、自分が乗っているボートを後ろに飛ばすように進ませます。「ゴールを見ずにゴールを目指す」、他の競技には見られない特徴です。「一艇ありて一人なし」といわれるように、シングルスカル(写真左上)を除けば、完全な団体競技です。他のスポーツとは異なり個人的な離れ業やファインプレーというものはありません。しかし、選手・監督・マネージャーが、練習の成果をわずか4分前後のレースに集中し、力の限り力漕します。風・波・水深などを考慮した各チームの作戦、スタートダッシュでのハイピッチでの力漕、ゴール前100メートル付近からのラストスパートなどが見どころです。ボート競技で使用するボートは、長さが細長く、断面が貝殻上になっています。より推進力を得るため水の抵抗を受けにくいシャー
プな構造になっています。 
 
世界的に見れば、ボート競技が盛んに行われているのは発祥の地である欧米諸国である。日本では、学生や実業団の競技が主流。欧米諸国に比べると、競技人口は少ない。しかし、近年ボート競技を題材にした作品(『いちご白書』、『がんばっていきまっしょい』、『レガッタ〜君といた永遠〜』 )などから、認知度は上がってきている。
 大学のボート競技は盛んで、大学生の選手はさまざまなレースに参加している。毎年戸田漕艇場で開催されている全日本級の大会(全日本軽量級選手権・全日本大学選手権・全日本選手権・全日本新人選手権)には、全国各地から多くの大学が参加する。8月の全日本大学選手権には約80校の大学がエントリーしている。私立大学が優勢であるが、国立大学勢では唯一東北大学が毎年優勝に絡む活躍をしており、2005年、2006年と2年連続エイト準優勝を果たすほどの実力をもつ。強豪私立大学とは違い、入学時のほとんどの部員はそれまでオールを握ったことはなく、そのようなハンディを背負いながらも全国制覇を目指す彼らの姿からは、学ぶべき事が多い。

◎競技種目
・シングルスカル(1×):写真左上
2本のオールを使って1人で漕ぐボート競技の中で唯一の個人種目。
男子種目、女子種目。
・ダブルスカル(2×):写真右上、中央左、右下
4本のオールを使って2人で漕ぐ 団体種目。
男子種目、女子種目。
・舵手つきフォア(4+):写真中央右、左下
一人がコックスとして舵を取り、4本のオールを使って4人で漕ぐ団体種目。
男子種目。
・舵手つきクォドルプル(4×+)
一人がコックスとして舵を取り、8本のオールを使って4人で漕ぐ団体種目であり女子の花形種目。
女子種目。

※コックス(Cox):写真中央右の一番右、左下の一番右

舵を取る選手。唯一前方が見える選手なので、レースで相手に先行された際には艇差等を漕手に伝える役目も持つ。その他レート(ピッチ)やタイムを計ったり、クルーに声をかけたりしてクルーを引き締め、盛り上げる。また、練習中はコーチの代わりも勤める。